
1: 湛然 ★@\(^o^)/ 2017/03/04(土) 14:07:05.08 ID:CAP_USER9
女優、のん「“演じる”という、不確かで自由なもの」
「今は、仕事をするのがいちばん楽しいです」。彼女の来た道を思って、深く頷く。スラリとした手足。考えを巡らし、思いに至ると、目の奥ははたとひらめく。少女と呼ぶには大人びていて、大人と呼ぶには幼すぎる。
のん、23歳。彼女ほど一挙手一投足を“見守られている”女優は、今ほかにいないだろう。好意、共感や激励、あるいは好奇や傍観……世間の目にはさまざまな思いが交錯する。
2016年11月、各地のミニシアターで封切られた映画「この世界の片隅に」(こうの史代原作、片渕須直監督・脚本)は、反響が反響を呼び、異例のロングランヒットを記録。キネマ旬報日本ベスト・テン第1位、ヨコハマ映画祭作品賞を受賞するなど、並みいる作品を抑え、多くの映画賞に輝いた。
のんはそんな作品の主人公である浦野(北條)すず役として、声優を務めている。映画の成功と同時に、ふたたび檜舞台に上がった彼女の、心の動きを追った。(ライター・大矢幸世 撮影・伊藤圭/Yahoo!ニュース編集部)
(中略)
◆野山を駆け回った「悪ガキ」の描いた夢
のんが生まれ育ったのは、兵庫県のちょうど真ん中、人口1万2000人弱の小さな町だ。山にはシカやサル、クマなどが生息し、川にはホタルが棲む。
「田んぼで駆け回ったり、おたまじゃくしを捕まえたり……ダンボールで秘密基地を作って、大切なものを持ち込んでたのに、雨でしなしなになって『さよなら』したり……山の子ども、ですね。近所の家のまだ青い柿を袋いっぱいに採ってきて、あとでお母さんと謝りに行ったり、先生にも怒られまくったりして、『悪ガキ!』でした(笑)」
幼いころの夢は、キューティーハニーの「ナースハニー」。それから「パリコレのモデル」にファッションデザイナー、イラストレーターにお笑い芸人……。なりたいものがいくつもあった。
「昔から、何かを作るのが大好きだったんです。見つけた瞬間に『やってみたい』って思って、そこにまっすぐ打ちこんじゃう感じで。絵を描いたり、編み物したり……何か表現できるものに惹かれてたんですかね」
最近では自作のオリジナルキャラクター「ワルイちゃん」を発表したり、動画生配信「のんちゃんねる」をはじめたりと、女優以外の活動もはじめた。
「あまりしゃちこばった(身構えた)ようには見られたくなくて、アーティストじゃなく『創作あーちすと』って呼んでるんです。ちょっとうさんくさい感じで(笑)。自分が作ったものを『かわいい』と思ってくださる方がいるのは、すごくうれしいですね。表現することは、誰かに伝わったほうが気持ちのいいことだ、って思います」
◆「なるようになる」。彼女が行き着いた心境
表現すること。それは彼女にとって、小さなころからあたりまえのように、そばにあったのかもしれない。やりたいこと、好きなことに手を伸ばして、やってみる。それがひとたび制約されたとき、彼女は何を思ったのだろう。
「うーん……。自分でやっちゃえばいいんですよね。結局はどうとでもなる、というか。『演じる』ということ自体は不確かなものですし、失われるものではないから、自由なものだと思っています」
彼女は言葉を選びとりながら、目の前の相手に真摯にこたえていく。
(>>2以降につづく)



「今は、仕事をするのがいちばん楽しいです」。彼女の来た道を思って、深く頷く。スラリとした手足。考えを巡らし、思いに至ると、目の奥ははたとひらめく。少女と呼ぶには大人びていて、大人と呼ぶには幼すぎる。
のん、23歳。彼女ほど一挙手一投足を“見守られている”女優は、今ほかにいないだろう。好意、共感や激励、あるいは好奇や傍観……世間の目にはさまざまな思いが交錯する。
2016年11月、各地のミニシアターで封切られた映画「この世界の片隅に」(こうの史代原作、片渕須直監督・脚本)は、反響が反響を呼び、異例のロングランヒットを記録。キネマ旬報日本ベスト・テン第1位、ヨコハマ映画祭作品賞を受賞するなど、並みいる作品を抑え、多くの映画賞に輝いた。
のんはそんな作品の主人公である浦野(北條)すず役として、声優を務めている。映画の成功と同時に、ふたたび檜舞台に上がった彼女の、心の動きを追った。(ライター・大矢幸世 撮影・伊藤圭/Yahoo!ニュース編集部)
(中略)
◆野山を駆け回った「悪ガキ」の描いた夢
のんが生まれ育ったのは、兵庫県のちょうど真ん中、人口1万2000人弱の小さな町だ。山にはシカやサル、クマなどが生息し、川にはホタルが棲む。
「田んぼで駆け回ったり、おたまじゃくしを捕まえたり……ダンボールで秘密基地を作って、大切なものを持ち込んでたのに、雨でしなしなになって『さよなら』したり……山の子ども、ですね。近所の家のまだ青い柿を袋いっぱいに採ってきて、あとでお母さんと謝りに行ったり、先生にも怒られまくったりして、『悪ガキ!』でした(笑)」
幼いころの夢は、キューティーハニーの「ナースハニー」。それから「パリコレのモデル」にファッションデザイナー、イラストレーターにお笑い芸人……。なりたいものがいくつもあった。
「昔から、何かを作るのが大好きだったんです。見つけた瞬間に『やってみたい』って思って、そこにまっすぐ打ちこんじゃう感じで。絵を描いたり、編み物したり……何か表現できるものに惹かれてたんですかね」
最近では自作のオリジナルキャラクター「ワルイちゃん」を発表したり、動画生配信「のんちゃんねる」をはじめたりと、女優以外の活動もはじめた。
「あまりしゃちこばった(身構えた)ようには見られたくなくて、アーティストじゃなく『創作あーちすと』って呼んでるんです。ちょっとうさんくさい感じで(笑)。自分が作ったものを『かわいい』と思ってくださる方がいるのは、すごくうれしいですね。表現することは、誰かに伝わったほうが気持ちのいいことだ、って思います」
◆「なるようになる」。彼女が行き着いた心境
表現すること。それは彼女にとって、小さなころからあたりまえのように、そばにあったのかもしれない。やりたいこと、好きなことに手を伸ばして、やってみる。それがひとたび制約されたとき、彼女は何を思ったのだろう。
「うーん……。自分でやっちゃえばいいんですよね。結局はどうとでもなる、というか。『演じる』ということ自体は不確かなものですし、失われるものではないから、自由なものだと思っています」
彼女は言葉を選びとりながら、目の前の相手に真摯にこたえていく。
(>>2以降につづく)



16: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2017/03/04(土) 14:27:08.01 ID:AX4RQs9U0
233: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2017/03/05(日) 03:47:12.33 ID:+PoW+OfE0
284: 名無しさん@恐縮です@\(^o^)/ 2017/03/05(日) 16:24:00.49 ID:jjZm8Wq+0
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引用元: ・【芸能】女優のん「(表現することに制約があれば)自分でやっちゃえばいいんですよね。」 野山を駆け回った“悪ガキ”の描いた夢